夫が濾胞性リンパ腫に

夫が濾胞性リンパ腫に

濾胞性リンパ腫のより良い治療のために情報収集と記録のブログです。

2022年8月の定期検診 『CT検査結果&2次治療法決定』

 

こんにちは。

CT検査結果の確認と2次治療(セカンドライン)についての話し合いをしてきました。

急遽、主治医がお休みの為、今回、初めてお目にかかる先生でしたが、思わぬ形でセカンドオピニオンを受けられる良い機会でした。

 

今回は、 8月の定期検診 『CT検査結果&2次治療法決定』です。

 

(⇩各目次は、クリックでとべます。)

 

 

病院受診日、内容

【2022.8.上旬】血液内科 

・CT検査結果(1ヶ月前のPET-CT画像と比べ、リンパ節腫大 微増)

・次回予約 9月(マルク&2次治療入院予定)

※マルクとは、「骨髄穿刺」。

※リンパ節腫大とは、リンパ節が腫れている状態。

 

《血液検査結果》2022.8.上旬

●白血球数:WBC → 5.20(基準値内)
●ヘモグロビン:Hb → 14.8(基準値内)
血小板:PLT → 138 、前回(6月上旬)142 ※基準値158~348
クレアチニン:CRE → 1.22、前回(6月上旬)1.17 ※基準値0.65~1.07
●AST → 23 (基準値内)
●LD(LDH) → 194 (基準値内)
S-IL2R → 1980 前回(6月上旬)1570、前々回(4月25日)1260 ※基準値121~613
β2-MG → 3.229 前回(6月上旬)2.425、前々回(4月25日)2.5 ※基準値0.9~1.84
●アルブミン : ALB → 4.7 (基準値内)
尿酸 : UA → 8.1 前回(6月上旬)7.4、前々回(4月25日)7.1 ※基準値3.7~7.0
リンパ球数 780 前回(6月上旬)860、前々回(4月25日)1041 (正常値1500個以上)
eGFR→ 49.9 前回(6月上旬)52.6、前々回(4月25日)55.1 ※正常値60以上

※ 腫瘍マーカー(S-IL2R)は、2021年9月から基準値オーバーとなり少しずつ上昇を続けています。β2-MGも2022年1月以降、右肩上がり。LD(LDH)は、わずかに上昇ですが基準値内なのが有難いです。

 

 

《CT検査結果》

1ヶ月前のPET-CT画像と比べ、リンパ節腫大 微増。脾臓サイズは、前回と同様で変化無しでした。

 

今回の検査は、主にリンパ節腫大の増大速度を確認するための検査でしたが、医師の想定範囲内の結果ということで、『G-CHOP』、『GB』、『R2』の3つの治療法の中から選択する事になりました。

※リンパ節腫大とは、リンパ節が腫れている状態。

 

診察は、CT検査から約1時間ほど後でしたが、PET-CT検査と同様の『画像診断報告書』を書面でいただきました。それは、主治医の依頼文(考えや検査目的)に対して放射線診断医が読影(ドクエイ)し、明確で分かりやすく所見を記したモノでした。

※読影(ドクエイ)とは、PET-CTやCTなどの検査によって得られた画像から病気の有無や程度を診断すること。

 

残念だけど、放射線科医不足も重なり、患者に直接、『画像診断報告書』渡す運用をしている医療機関はまだまだ少ないようです。

 

 

《もう一人の主治医⁉》

今回の診察は、2次治療法を決定する重要な機会でしたが、急遽、主治医がお休みの為、今回、初めてお目にかかる先生でした。

最初、診察室に入ると見知らぬ先生が⁉ 入る部屋を間違えたと思い一瞬、フリーズ状態に…。先生も慌てて開口一番「合ってますよ(笑)」。そして、主治医の代理医師で有ることを説明してくれました。

 

●主治医お勧めの『G-CHOP』、前主治医&セカンドオピニオンの先生お勧めの『GB』、『R2』の3つの治療法で悩んでいること。

●強いて言えば、コロナ禍では、比較的扱いやすいと言われる『R2』に気持ちが傾いていること。

の以上を伝えると

現在、濾胞性リンパ腫の治療法のメインは『B』と『CHOP』の2つです。それに何を組み合わせるかということになる訳ですが、『B』と『CHOP』についてどのように考えていますか?と聞かれ夫は、初回治療(BR療法)時の『B』の副作用と合わせて自分なりの考えを説明してみました。

それに対して、一つ一つ丁寧に先生の経験値&データをもとに明確に説明していただき、思わぬ形で二回目のセカンドオピニオンを受けることができました。

 

結果としては、コロナ禍という事を重視して『R2』に決定しました。

下記の資料によると、『R2』の無増悪生存期間は39.4ヶ月。

夫はR抵抗性では無いけれど、初回治療のBR療法で完全寛解したものの少し早めに再発してしまいました。『R2』でどのような効果が出るのか全く分からないけれど、組み合わせを変える事でBR療法以上の効果が出ることを期待します。

R抵抗性:リツキサン(R)の作用が十分に発揮できない状態。

 

『R2』の参考資料はこちらです。

ameblo.jp

 

 

《期待される 濾胞性リンパ腫の新薬》

ここ数年で新たに出てきそうな新薬情報が下記添付サイトで紹介されています。

 

☟ 医師の見解付きでの紹介が有難いです。

ameblo.jp

 

 

体調(再発、2次治療予定)

PET-CT検査(2021年12月撮影)で1~2㎝程のリンパ節の腫れが頸部、腋窩、腹部、鼠蹊部に有り。自己触診で2022年3月頃から左右頸部の腫れに気付く。

骨髄浸潤有り(2021年12月検査)。B症状無し。

PET-CT検査(2022年6月撮影)で全体的にリンパ腫が少し大きくなっている上に、脾臓が一回り大きくなり薄く光って見えるため浸潤有り。特に症状無し。

CT検査(2022年8月撮影)でリンパ節腫大 微増。脾臓サイズ変化無し。

 

初回治療(BR療法)後、約3年経過しましたが、体調は治療前と比べて90%程度回復

体重は、初回治療前から比べるとプラス6kg。(☜ 初回治療前は、糖質制限食中心の生活のため痩せ気味)

 

2022年1月頃から足の脛(すね)部分に赤い湿疹(しっしん)のような症状。入浴や飲酒時など、かなりの痒み有り。8月の定期検診時、医師に確認したところ、濾胞性リンパ腫の症状の一つと言われ納得し放置。

唇の切れ、ひび割れにより時々、出血。唇の乾燥による冬限定の症状でしたが、初回治療(BR療法)以降、季節を問わず同じ状態が継続中。

 

 

まとめ

今回、主治医の代理医師登場により、おかげで再発後、前主治医、セカンドオピニオンの先生、主治医、今回の代理医師の計4人の医師から貴重なご意見をいただくことができました。

その上、代理医師曰く、入院中は主治医と一緒に2人態勢で夫を診ることになるそうです。なんと心強い。 

これで納得して2次治療に挑めそうです。

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

この続きは、また。

 

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