夫が濾胞性リンパ腫に

夫が濾胞性リンパ腫に

濾胞性リンパ腫のより良い治療のために情報収集と記録のブログです。

2022年9月 2次治療1クール目 (R2療法)『入院①・マルク検査結果』

 

こんにちは。

9月上旬、新型コロナウイルス検査(PCR検査)陰性確認後、7泊8日で入院治療をしてきました。

入院中はコロナ禍のため夫に面会できず…退院後、夫から得た情報を2回に分けてご紹介したいと思います。

 

今回は、  9月 2次治療1クール目 (R2療法)『入院①・マルク検査結果』です。

 

(⇩各目次は、クリックでとべます。)

 

 

病院受診日、内容

【2022.9.上旬】血液内科

・マルク検査&2次治療(R2療法1クール目)7泊8日入院

※マルクとは、「骨髄穿刺」。

※R2療法=リツキサン+レブラミド

 

《血液検査結果》2022.9.上旬『入院初日、再発未治療』

●白血球数:WBC → 5.27(基準値内)
●ヘモグロビン:Hb → 14.4(基準値内)
血小板:PLT → 136 、前回(8月上旬)138 ※基準値158~348
クレアチニン:CRE → 1.34、前回(8月上旬)1.22 ※基準値0.65~1.07
●AST → 23 (基準値内)
●LD(LDH) → 194 (基準値内)
S-IL2R → 3090、前回(8月上旬)1980、前々回(6月上旬)1570 ※基準値121~613
β2-MG →無し、前回(8月上旬)3.229、前々回(6月上旬)2.425 ※基準値0.9~1.84
●アルブミン : ALB → 4.4 (基準値内)
尿酸 : UA → 7.2、前回(8月上旬) 8.1、前々回(6月上旬)7.4 ※基準値3.7~7.0
リンパ球数 1070、前回(8月上旬)780、前々回(6月上旬)860 (正常値1500個以上)
eGFR→ 45.1、前回(8月上旬) 49.9、前々回(6月上旬)52.6 ※正常値60以上

※ 腫瘍マーカー(S-IL2R)は、2021年9月から基準値オーバーとなり少しずつ上昇を続けています。β2-MGも2022年1月以降、右肩上がり。LD(LDH)は、わずかに上昇ですが基準値内なのが有難いです。

 

 

《骨髄穿刺(マルク)検査結果》

骨髄穿刺(マルク)の結果は、25.7%骨髄浸潤有りでした。(初回治療前は34%、2021年12月再発確定時は16%)

 

事前に、主治医から「新人医師が検査をします」と聞いていた為、ドキドキで挑んだ夫でしたが、いつも有るはずの麻酔時の痛みは無くあっさりと検査が終わったそうです。吸引時の痛みは、相変わらずだったようですが…。

麻酔時の無痛体験に驚き、新人医師に確認したところ「使用している器具が違うからかな…」と謙遜していました。

痛みの有無は、腕の違いか?器具の違いか?または他にあるのか?とても気になります(笑)。

 

しかし、麻酔が切れた後はいつもと同様の痛みが有り…今回、初めて少し出血が3日程続き絆創膏が外せませんでした。血小板が減少気味だからかも知れません。

※血小板の数が減少すると出血が起こりやすく、血が止まりにくくなる。

 

EZH2遺伝子変異の有無についても調べられそうということで、骨髄穿刺(マルク)の検体で只今、検査中です。

 

EZH2遺伝子変異陽性の人が受けられる治療法です。(濾胞性リンパ腫の7~27%の人がEZH2遺伝子陽性)

gantaisaku.net

2次治療でこの成績(奏効率)は、期待大かも。

是非とも、EZH2遺伝子変異陽性の結果が出ますようにと願うばかりです。(マルク検査の場合、EZH2遺伝子変異検査の可能不可能は、検体の量に左右されるそうです)

 

 

体調(再発入院、2次治療前)

PET-CT検査(2021年12月撮影)で1~2㎝程のリンパ節の腫れが頸部、腋窩、腹部、鼠蹊部に有り。自己触診で2022年3月頃から左右頸部の腫れに気付く。

骨髄浸潤有り(2021年12月検査)。B症状無し。

PET-CT検査(2022年6月撮影)で全体的にリンパ腫が少し大きくなっている上に、脾臓が一回り大きくなり薄く光って見えるため浸潤有り。特に症状無し。

CT検査(2022年8月撮影)でリンパ節腫大 微増。脾臓サイズ変化無し。

 

体重は、再発前からほぼ変化無し。

2022年1月頃から足の脛(すね)部分に赤い湿疹(しっしん)のような症状。入浴や飲酒時など、かなりの痒み有り。これは、濾胞性リンパ腫の症状の一つ。9月の入院時から塗り薬(レスタミン)を使い始めて症状が治まる。

 

唇の切れ、ひび割れにより時々、出血。唇の乾燥による冬限定の症状でしたが、初回治療(BR療法)以降、季節を問わず同じ状態が継続中。

 

 

まとめ

主治医曰く、今回の入院治療(R2療法)は、本来であれば通院のみで可能とのこと。それは、BR療法でリツキサンの治療を経験済みの場合、R2療法(リツキサン)の副作用をある程度予測できるから。(☜ あくまでも夫が現在治療を受けている病院の場合です)

夫はこれに該当しますが、転院先病院では初めての治療になるので、念のため入院となりました。(転院によるデメリットが有るとは!?ここで初めて知りました)

しかし、夫は入院中をフル活用し、他の科もまとめて受診するという『本来の治療&体のメンテナンス』の良い機会となりました。

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

この続きは、また。

 

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