夫が濾胞性リンパ腫に

夫が濾胞性リンパ腫に

濾胞性リンパ腫のより良い治療のために情報収集と記録のブログです。

2024年3月4次治療1クール目(DA-EPOCH-R療法)『CAR-T療法のアフェレーシス』

 

こんにちは。

前回から約1ヶ月半が経過し、早いもので4月になってしまいました😅。

その間、夫は『アフェレーシス』を受け、がん細胞の数を減らしたうえでCAR-T療法(キムリア)につなぐべく、入院治療(DA-EPOCH-R療法)を開始しました。(目指すはDA-EPOCH-R療法で完全寛解!)

現在、一時退院中のため、先ずは3月分からご報告したいと思います。(忘れないうちに書き留めなければ😅)

 

今回は、3月4次治療1クール目(DA-EPOCH-R療法)『CAR-T療法のアフェレーシス』です。

 

(⇩各目次は、クリックでとべます。)

 

 

病院受診日、内容

【2024.3.上旬】入院治療

・アフェレーシス(T細胞を採取)

※アフェレーシス:CAR-T細胞の原料となるT細胞(Tリンパ球)を、体内から取り出す作業。

 

アフェレーシス実施に際して、300以上必要と言われていたリンパ球数が約800有り一安心。そして、CD4とCD8の割合も1:1でまずまず。(休薬できず…治療中のアフェレーシスでしたが、そこそこのT細胞が採取できたはず!たぶん😅)

 

【2024.3.中旬】入院治療

 ・4次治療1クール目(DA-EPOCH-R療法:ディーエー エポック アール)Level1

※ DA-EPOCH-R療法:使用薬剤は『R-EPOCH療法』と同じですが、薬剤を低濃度で96時間持続投与を行い、患者ごとに治療薬の用量を調節。(DA=容量調節)

※『R-EPOCH療法』:R-CHOPにE(エトポシド)を追加した治療法。

 

 

《 血液検査結果 》

本人(夫)確認用の為、血液検査情報が多くなっています。🙇

【2024.3.上旬】アフェレーシス当日

●白血球数:WBC 4.01、前回(2月中旬)2.13 ※基準値3.30~8.60
●ヘモグロビン:Hb →13.3、前回(2月中旬)12.2 ※基準値13.7~16.8
血小板:PLT  126、前回(2月中旬)95  ※基準値158~348
クレアチニン:CRE → 1.11、前回(2月中旬)1.04 ※基準値0.65~1.07
AST → 24、前回(2月中旬)23 ※基準値13~30
LD(LDH)→ 215、前回(2月中旬)184 ※基準値124~222
●S-IL2R →検査無、前回(2月上旬①)3500、前々回(1月上旬)5010 ※基準値121~613
アルブミン : ALB → 4.0、前回(2月中旬)4.2 ※基準値4.1~5.1
●尿酸 : UA 6.3、前回(2月中旬)5.4、前々回(2月上旬①)7.5 ※基準値3.7~7.0
リンパ球数 → 789、前回(2月中旬)370、前々回(2月上旬①)429 ※正常値1500個以上
eGFR→ 55.1、前回(2月中旬)59.2、前々回(2月上旬①)55.1 ※正常値60以上

 

 

【2024.3.中旬】DA-EPOCH-R療法1クール目

●白血球数:WBC 5.22、前回(3月上旬)4.01 ※基準値3.30~8.60
●ヘモグロビン:Hb →13.6、前回(3月上旬)13.3 ※基準値13.7~16.8
血小板:PLT 125、前回(3月上旬)126  ※基準値158~348
クレアチニン:CRE → 1.14、前回(3月上旬)1.11 ※基準値0.65~1.07
●AST → 31、前回(3月上旬)24 ※基準値13~30
●LD(LDH)→ 329、前回(3月上旬)215 ※基準値124~222
●S-IL2R →検査無、前回(2月上旬①)3500、前々回(1月上旬)5010 ※基準値121~613
●アルブミン : ALB → 4.6、前回(3月上旬)4.0 ※基準値4.1~5.1
●尿酸 : UA 6.5、前回(3月上旬)6.3、前々回(2月中旬)5.4 ※基準値3.7~7.0
リンパ球数 → 809、前回(3月上旬)789、前々回(2月中旬)370 ※正常値1500個以上
eGFR→ 53.5、前回(3月上旬)55.1、前々回(2月中旬)59.2 ※正常値60以上

 

 

体調

2023年12月から、3次治療(R-CHOP療法)3クール実施。2024年3月から4次治療(DA-EPOCH-R療法)開始。

・相変わらず少し軟便気味。便秘になることは無かった。

・髪と髭(ひげ)はほぼ変わらず、髪は60%程度、髭は90%ほど脱毛。眉毛も50%程度脱毛。

・顔の肉は減ったままで、頬が痩せて見える。

・体重は、3次治療が始まった年末には72kg程に下がり、その後75㎏まで回復したがじわじわと73㎏まで体重が減った。なお、化学療法中(DA-EPOCH-R療法)は毎日1㎏ずつ体重が上昇、MAX 77㎏弱まで増加。点滴終了後、3日ほどで元に戻った。

・R-CHOP療法と比べて、R(リツキサン)は変わりがないけれど、抗がん剤は少量ずつ点滴されるためか、目立った副反応や不快感は無かった。点滴後も同様、数日はむかつきがあり、食べれないほどでは無かったが、食欲が低下、ただ4~5日もすると回復した。

・アフェレーシス以降の数日間、腹筋や腕、背中、掌(てのひら)の筋肉が激しくつることがあった。漢方薬(芍薬甘草湯)を処方してもらい対処した。アフェレーシスに伴い血液がアルカリ性に寄ったせいかもしれない。

☝ こちらの体調に関してのみ本人(夫)記入。

 

 

CAR-T療法の『アフェレーシス』

CAR-T細胞療法は、患者自身が持っているT細胞(Tリンパ球)を血液から採取し、がん細胞への攻撃力を高め強化したのちに体に戻すという高度な治療法です。

その為、事前に体内から取り出したT細胞(Tリンパ球)を凍結保存後、アメリカの製薬企業に送られ『キムリア』が完成します。(この間の所要日数約5週間)

『キムリア』は、凍結保存されたモノなので、最適なタイミングで体に戻されます。しかし、夫のコンディションや病院のベッドの空き具合、順番待ちなど色々あるらしく…恐らく夏以降の予定です。

 

☟『アフェレーシス』についてはこちらをご覧ください。

www.jstct.or.jp

 

夫の場合は、足の付け根(鼠径部)からカテーテル(UK)を心臓近くまで入れ、T細胞(Tリンパ球)を採取。安静にする必要があるのでただ寝ているだけなのに…これが結構怖いらしい😨。

アフェレーシス直後、少し手のシビレと頭痛&吐き気が有り、吐き止めと痛み止めで少し改善。しかし、当日食欲ゼロ。(原因は、一時的な血中カルシウム減少)

 

因みに、採取されたT細胞(Tリンパ球)が冷凍保存されるのなら…採取後、形質転換した段階でキムリアからブレヤンジやイエスカルタへ変更可能では⁉

と考えてしまったけれど…😁。(現在、濾胞性リンパ腫の場合、形質転換のみブレヤンジ、イエスカルタ可能。ブレヤンジは現在、濾胞性リンパ腫で承認申請中。)

キムリアの場合、採取後のT細胞(Tリンパ球)を『冷凍保存』で製薬会社へ!なのにブレヤンジとイエスカルタは『生』で製薬会社へ運ばれるらしい😨。

そう都合よくはいかないですね😅。

 

 

☟CAR-T療法についてはこちらをどうぞ。

marigold1132.hatenablog.com

 

 

あとがき

R-CHOP療法3クール後から、より効果が期待されるDA-EPOCH-R療法へ変更し、今のところ順調らしい。(DA-EPOCH-R療法1クール後のCT画像では腫瘍縮小)

しかし、本人には目に見えて実感するモノが無いので…全く分からないみたい😅。

夫の場合、R-CHOP療法とは異なり、DA-EPOCH-R療法は回数を重ねるごとに眉毛、髪の毛、髭(ヒゲ)が抜けていくのがハッキリ分かる。(まつ毛はまだ大丈夫)

こんなにツルツルなんだから…脱毛と抗がん剤の効果が比例していたらいいのに~😁。

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

この続きは、また。

 

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