夫が濾胞性リンパ腫に

夫が濾胞性リンパ腫に

濾胞性リンパ腫のより良い治療のために情報収集と記録のブログです。

2022年7月の定期検診 『PET-CT検査結果』

 

こんにちは。

転院を機に、半年ぶりのPET-CT検査を受けてきました。

半年でどの程度、進行しているのか。何度経験しても検査結果を聞くこの瞬間が毎回、恐ろしい…。

 

今回は、 7月の定期検診 『PET-CT検査結果』です。

 

(⇩各目次は、クリックでとべます。)

 

 

病院受診日、内容

【2022.7.上旬】血液内科 

・PET-CT検査結果(脾臓、リンパ腫の浸潤有)

・次回予約 8月上旬(CT検査)

 

 

《血液検査結果》2022.6.上旬

こちらは、PET-CT検査と同日に受けた血液検査結果です。

●白血球数:WBC → 4.73(基準値内)
●ヘモグロビン:Hb → 14.4(基準値内)
血小板:PLT → 142 ※基準値158~348
クレアチニン:CRE → 1.17 ※基準値0.65~1.07
●AST → 16 (基準値内)
●LD(LDH) → 164 (基準値内)
S-IL2R → 1570 前回(4月25日)1260、前々回(3月28日)1090 ※基準値121~613
β2-MG → 2.425 前回(4月25日)2.5、前々回(3月28日)2.4 ※基準値0.9~1.84
●アルブミン : ALB → 4.4 (基準値内)
尿酸 : UA → 7.4 前回(4月25日)7.1 ※基準値3.7~7.0
リンパ球数 860 前回(4月25日)1041 前々回(3月28日)858(正常値1500個以上)
eGFR→52.6 前回(4月25日)55.1 前々回(3月28日)56.8 ※正常値60以上

※ 腫瘍マーカー(S-IL2R)は、2021年9月から基準値オーバーとなり少しずつ上昇を続けています。β2-MGも2022年1月以降、右肩上がり。LD(LDH)の変化がないことが有難いです。

 

 

《PET-CT検査結果》

半年ぶりのPET-CT検査(2022年6月撮影)の結果は、やはり悪化していました。ガン部分の光り方が全体的に薄いので濾胞性リンパ腫とのことでしたが…全体的にリンパ腫が少し大きくなっている上に、脾臓も一回り大きくなり薄く光って見えるため浸潤有り。

半年前(2022年1月)に受けたセカンドオピニオンの先生がPET-CT画像(2021年12月撮影)を見て「脾臓は光って無いけれど少し腫れているのでリンパ腫の影響だと思います。」と指摘していた事が残念だけど当たっていました。

主治医からは、「即治療では無いけれどそろそろ治療をしても良いかな…」と言われ、リンパ節腫大の増大速度を確認するために再度、CT検査を受けることになりました。

※リンパ節腫大とは、からだのリンパ節が腫れている状態。

 

 

《意外な治療法の提案》

主治医に治療法を確認してみたところ、「初回治療で全く使っていない薬剤の組み合わせ『G-CHOP』はどうですか。」と提案していただき…前主治医&セカンドオピニオンの先生提案の『GB』、『R2』と合わせて現在、3つの治療法で悩んでいます。

『G-CHOP』のCHOPに含まれるH:ドキソルビシンは心毒性も有り、また造血幹細胞移植時、そしてもしもの形質転換治療時の為に取っておいた方が良いのかな…と勝手に考えていたので驚きでした。

主治医は、「もしも、造血幹細胞移植となったとしてもCHOP以外にも他に薬は有るので大丈夫です。それに、CHOPに心毒性が有ると言っても治療を受けた患者さん皆が心臓が悪くなる訳では有りません。」とのことでした。

R抵抗性では無いけれど、少し早めに再発した夫にはもしかしたら物凄く効果を発揮するかもしれない『G-CHOP』。初回治療で使用した薬剤を一部含むけれど、組み合わせを変える事で効果を期待する『GB』、『R2』。どれを選ぶべきか…悩みます。

R抵抗性:リツキサン(R)の作用が十分に発揮できない状態。

 

 

《造血幹細胞移植について》

今回、G-CHOPの提案を受けたことがきっかけで造血幹細胞移植について少し調べてみました。

 

☟ 今回、こちらの動画を見て造血幹細胞移植に少し希望が見えました。

www.cancerchannel.jp

 

造血幹細胞移植の効果として非ホジキンリンパ腫の患者の場合、5年後の完治の可能性が高い上に、半数の人が長期生存。

 

造血幹細胞移植による『移植片対白血病効果:GVL効果(抗がん効果)』で再発の予防が期待できる。

FL>PTCL>ATL>DLBCL 

☝ GVL効果(抗がん効果)は、濾胞性リンパ腫(FL)が最も効果が出やすい!成績が良い。

 

また、合併症などにより移植関連死亡が2~3割だっったが近年、ミニ移植により移植関連死亡が1割に減った。

更に、GVL効果が期待できる濾胞性リンパ腫(FL)は、より安全な移植方法を選ぶことが出来るため合併症による死亡を5%にまで下げることが可能

 

しかし、無事に治療を乗り越えても二次ガン(口腔がん・食道がん等)になりやすいとか。普通の人の3倍の発症率。

 

造血幹細胞移植による完治の可能性が見え一瞬、嬉しく思ったけれど、二次ガンの可能性が普通の人の3倍の発症率とは、なかなか悩ましい…。

 

 

体調(再発、経過観察中)

PET-CT検査(2021年12月撮影)で1~2㎝程のリンパ節の腫れが頸部、腋窩、腹部、鼠蹊部に有り。自己触診で2022年3月頃から左右頸部の腫れに気付く。

骨髄浸潤有り(2021年12月検査)。B症状無し。

PET-CT検査(2022年6月撮影)で全体的にリンパ腫が少し大きくなっている上に、脾臓が一回り大きくなり薄く光って見えるため浸潤有り。特に症状無し。

 

初回治療(BR療法)後、3年経過しましたが、体調は治療前と比べて90%程度回復

体重は、初回治療前から比べるとプラス6kg。(☜ 初回治療前は、糖質制限食中心の生活のため痩せ気味)

 

2022年1月頃から足の脛(すね)部分に赤い湿疹(しっしん)のような症状。入浴や飲酒時など、かなりの痒み有り。同じ病気の方のブログ情報によると濾胞性リンパ腫の症状の一つとも書かれていたので何となく納得し放置。

唇の切れ、ひび割れにより時々、出血。唇の乾燥による冬限定の症状でしたが、初回治療(BR療法)以降、季節を問わず同じ状態が継続中。

 

 

まとめ

2021年12月の再発確定以降、1年以上の経過観察を目標としていましたが…今回のPET-CT検査結果が思わしくなく残念です。

リンパ腫の中で濾胞性リンパ腫が一番、造血幹細胞移植の効果(GVL効果)を期待できると知り、なおのこと形質転換を避ける必要性を再認識しました。そうなると、可能な限り経過観察という考えは危ういのかな…悩ましい。

 

最後まで読んでいただき有難うございます。

この続きは、また。

 

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